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福岡トランス 農業プロジェクト スタート!
北九州市内の耕作放棄地を利活用し、持続可能な農業を実現するためにスタートした「福岡トランス 農業プロジェクト」を紹介します。
これは当社が推進しているSDGsのゴールに基づいたプロジェクトです。
プロジェクトスタートにあたって
Photo: VC FUKUOKA
このプロジェクトが始動したのは今年の7月。
とはいっても、農業に関してのノウハウはゼロといってもいい当社。そこで、農業の専門的な知識を持つ方に協力を求め、声をかけたのがプロサイクリングチームVC FUKUOKAの向川尚樹選手です。
自転車選手が農業?と思われるかもしれませんが、向川さんは当社がスポンサーを行っているチームで選手として活動中。
さらに、自らの畑で野菜や果物などの農作物を育てているプロ農家という顔も持っています。
育苗と畑作り
向川さんを迎え、まずは栽培する野菜の苗を育てるところから始まりました。
育苗は畑に直に種を蒔くより手間は多いですが、収穫時期を早めたり、収穫できる期間を長く保つなどメリットがあります。
トレーに土を詰めたり、虫除けのネットを張る作業を行います。
そして苗が育つには畑作りも重要な要素のひとつです。
手付かずの耕作放棄地を、野菜が育つ土地に作り替えなければいけません。
9月には生い茂った草を社員たちがマンパワーで刈り取り、土の中に潜んでいる石やゴミなどを取り除きました。
こちらが作業に着手する前の状態。
そして3日かけて整えた状態がこちら。
植え付け作業を開始
10月にはいよいよ夏に育て始めた苗を畑へ植え付ける作業へ。
小松菜を植える場所には、野菜作りの基本となる畝(うね)たてを行いました。
畝は水はけを良くし、根腐れなどを防ぐ役割を持ちます。
耕運機を使って、小松菜の苗の植え付け準備をする風景です。社員の田中さんが運転する姿、絵になると思いませんか?
初めての収穫・出荷
季節は冬に近づいた11月には青々とした葉を広げるまでに成長。
同じ場所でも夏の頃と比べると見違えるような状態です。
そして12月初めには記念すべき1回目の収穫を行いました。
この日は小松菜を収穫。洗浄や選別作業を経て包装され出荷されました。
現在、小松菜・白菜・玉ねぎ、ブロッコリー、キャベツ、九条ネギを栽培中です。
これらの野菜たちを育て、3年後には市場流通も視野に入れています。
厳しい日本経済や人口減少などの課題に直面する中、農業技術の取得と自給自足を実現し、食糧安全保障に寄与すること。これが私たちの未来への貢献です。